「ネットショップ機能を使ってみよう」の前編では、おもに事前に準備しておきたいことを紹介しました。事前準備がでたら、いよいよ Jimdo のショップ機能へ各種設定を行いましょう!以下の流れで、解説します。
1. まずはネットショップ設定の概要をつかもう
ネットショップ設定の手順は次の通りです。まずは流れをつかんでおきましょう。
【基本設定】
1.ショップの基本設定
2.支払方法の設定
3.配送料の設定
4.利用規約/その他条件の設定
5.メールとメッセージの設定
6.注文フォームの設定
7.注文完了ページの設定
【商品登録から運営まで】
1.商品登録
2.商品カタログの作成
3.注文の確認
4.支払のチェック
5.配送のチェック
6.クーポンの発行
2. ショップの基本設定を行おう
ネットショップの基本設定は、ログイン後に表示される左側の「管理メニュー」から「ショップ」を選択した画面に集約されています。まずは「ショップ」をクリックし、その後「基本設定」を選択します。
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1) ショップデータを設定をしよう
「基本設定」の各項目を設定しましょう。下に長い画面構成になっていますので、個別にご紹介します。
【通貨・ネットショップ用メールアドレス】
通貨(=Japanese Yen)、ネットショップ用メールアドレスを設定します。
ここで設定するメールアドレスは、ネットショップの「代表」となるメールアドレスを登録しましょう。
(独自ドメインがある場合は、ドメインでのメールアドレスがおすすめ)
【国、消費税】
ネットショップが存在する国を選択し、消費税率を設定します。消費税は、税込み表示・税抜き表示のどちらかを選択して、設定します。
【在庫表示】
在庫あり、在庫なしの場合、在庫が残り少なくなった場合の文言などを設定することができます。在庫数が何個以下になったときに「残りわずか」の表示を出すかも任意で決めることができます。
【お届け日数の設定】
納品までの日数を「商品の配送がすぐに可能な場合」「商品の配送に数日かかる場合」「商品の配送に数日以上かかる場合」の3種類に分けて登録することができます。
【商品番号】
商品番号をつけて管理するかどうかを設定することができます。商品点数が多くなるようであれば、チェックしておくことをおすすめします。
【購入者への発送通知】
「購入者への発送通知を有効にする」にチェックをすると、注文リスト内でステータスを「発送完了にする」と、購入者へ自動的に発送完了メールが送信されます。
【ショッピングカート内の備考欄】
ショッピングカート内にある「備考欄」の文言を自由に変更することができます。
【各種ボタン設定】
ショッピングカートに追加するボタンや、購入するときのボタンの文言を変更することができます。(通常は、このまま使用されることをおすすめします)
【商品カタログのスタイル設定】
商品カタログのスタイルを、すべて同じスタイルを適用したい場合は、チェックをつけます。
(通常は、チェックをはずしておくことをおすすめします)
2)支払い方法を設定しよう
「基本設定」>「支払方法」と進むと表示される画面です。導入する支払方法にチェックをつけましょう。
※Jimdo Freeは「PayPal」と「テスト注文」のみ利用可能です。
なお、Jimdoのプランに関わらず、PayPalを導入するには、事前にPayPal側で事前に「ビジネスアカウント」(無料)を取得しておく必要があります。
詳細は、以下のページでご確認ください。
https://www.paypal.jp/jp/lp/aboutpaypal/
支払方法 | 内容 |
①Stripe | クレジットカードやデビッドカード決済が導入できます。 |
②PayPal | PayPalというサービスを通して、クレジットカード決済が導入できます。 |
③請求書を発行 | 注文後にショップオーナーから購入者へ請求書を送る決済方法です。 |
④銀行振込み | 銀行振込みを選択すると、銀行口座や口座番号を登録する画面が表示されます。必要事項を登録しましょう。 |
⑤代金引換 | 指定した代引き業者経由で決済を行う方法です。ショップオーナー側と代引き配送業者との別途契約が必要です。 |
⑥メールによる確認連絡 | メールで料金と支払先を指定する方法です。 |
⑦テスト注文 | テスト注文では、一通りどのような形で注文が入るかを確認できます。正式公開前に、お試しください。 |
3)配送料を設定しよう
「基本設定」>「配送料」と進むと表示される画面です。
・基本の配送料(全国一律)
・無料配送料(指定した金額以上購入した場合に配送料を無料にする設定)
・最大配送料(配送料が一定額を越えた場合の上限設定)
Jimdo Businessでは、タグ別、重量別、商品毎の配送料も設定することができます。
※地域ごとに、個別の送料を設定することはできません。「配送料」に入力した送料は、全国一律の金額として設定されます。
タグ別、重量別、商品別の配送料設定についての詳細は、以下のページでご確認ください。
https://jp-help.jimdo.com/shop/basic-setting/delivery-charge/
4)利用規約/その他条件を設定しよう。
利用規約や返金/返品条件の記載内容を設定しましょう。
【サービス】
キャンセル期限について、同意のチェックを表示させることができます。表示させる場合は必ず、購入からサービス開始までの期間について、ページに詳細を明記するようにしてください。
【デジタルグッズ】
デジタルコンテンツを販売する場合、「チェックボックスを表示させる」にチェックをすることで、注文確定と同時にキャンセルができなくなる事に同意を得ることができます。
【返金/返品条件】
返品や返金に関する条件などを、入力する画面です。こちらに記載した内容は、購入者あてに自動配信される「注文完了メール」に自動で追加されます。
【利用規約】
特定商品取引法などの必要記載項目などは、この画面上に設定しておきましょう。
5)購入者へのメールを設定しよう
「基本設定」>「メールとメッセージ」を選択すると、購入者向けのメールを編集できる画面が表示されます。
【敬称の設定】
敬称を設定する画面です。ただし、言語設定で「日本語」を選択している場合、この機能は利用できません。
【注文完了メール】
注文完了時に購入者あてに送信される「自動返信メール」の内容を編集することができます。
すでに雛形が登録されていますので、そのまま使用してもOKです。
【発送完了メール】
注文が入ったあと、「注文リスト」の画面で「発送を完了する」にすると、購入者へ自動的に発送完了メールが発送されます。内容を編集したい場合には、この画面で設定を行います。
【国際配送について】
配送先に「ショップ所在国」以外の住所が入力された際に発生する追加料金や、注意点について記載することができます。
【発送完了メール自動配信の設定について】
発送完了メールを自動送信するには、「ショップ」>「基本設定」>「購入者の通知」画面で、設定を有効にしておいてください。
【注文完了ページ】
注文が完了した際に表示されるページを編集することができます。
6)注文フォームを設定しよう
「基本設定」>「注文フォーム」と進むと表示される画面です。
注文の途中で表示される、購入者から必要な情報を入力してもらうためのページに表示される項目を選択することができます。
「姓」「名」「郵便番号」「都道府県」「市・区・郡」「ご住所」「電話番号」「メールアドレス」は必須項目にするかどうかを選択できます。
※いずれも重要な情報なので、すべて必須項目にすることをおすすめします。
7)注文完了ページを設定しよう
注文完了ページの編集は、Jimdo Business のみ利用可能です。「基本設定」>「注文完了ページ」と進むと以下の画面が表示されます。この機能を使う場合には、まずは「有効」にしましょう。
通常の「文章機能」と同様に編集することができます。
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以上で、ネットショップの基本設定は完了です。次は商品を登録してみましょう。
3. 商品を登録しよう
Jimdo に商品を登録する場合、まずは商品を紹介するページを作成しておきます。紹介ページに移動し、「コンテンツを追加」で「商品」を選択し登録していきます。
商品を登録、編集する画面が表示されますので、必要事項入力し、商品写真を登録しましょう。
項目 | 内容 |
①画像を追加 | 商品の画像をアップロードします。複数枚登録可能。 |
②商品名 | 商品名を入力します。 |
③価格 | 商品の価格を入力します。 |
④価格リストを追加する | 「価格リストを追加する」をクリックすると、通常価格が設定できます。③で設定した価格が割引や特価のときに使用。 |
⑤商品説明 | 商品の説明文を入力します。「文章」機能と同様に編集することができます。 |
⑥バリエーションを追加する | カラーやサイズなど、商品にバリエーションがある場合に使用します。 |
⑦追加オプション | 重量や在庫ステータス、説明(注文の概要にのみ表示)、タグ、在庫や税率、配送などの表示設定を行うことができます。 |
商品登録の詳しい設定方法については、以下のページを参考にしてください。
登録する商品分、この作業を繰り返していきます。
登録した商品一覧を確認・編集する場合
登録した商品を一覧形式で確認する場合は、「ショップ」>「メインメニュー」>「商品リスト」を選択します。在庫数などもカウントすることができます。
4. 商品カタログを作成しよう
商品の登録が完了したら、商品を一覧にして表示する「商品カタログ」機能を使ってみましょう。あらかじめ「商品一覧」を表示させたいページを作っておきます。ページを移動して、「コンテンツを追加」>「商品カタログ」を選択しましょう。
商品カタログの画面が表示されますので、必要事項を設定しましょう。
項目 | 内容 |
①表示方法 | 「並べて表示」「リスト表示」「スライド表示」から選択できます。 |
②スタイル | 商品画像の表示スタイルを選択できます。 |
③余白 | 商品表示ごとの間隔を設定できます。 |
④比率 | 商品画像の比率を、正方形・横長から選択できます。 |
⑤表示サイズ | 商品写真の大きさを変更することができます。 |
⑥表示オプション | 「タイトル」(商品名)と「価格」を表示・非表示を設定できます。 |
タブを「基本設定」に切り替えると、商品の並べ方や分類などを設定する画面が表示されます。
項目 | 内容 |
①商品数 | 商品カタログに設定する商品点数を設定できます。 |
②分類 | 商品の並び順を変更できます。 |
③タグの選択 | 各商品で設定している「タグ」の情報を使って、指定した分類の商品のみを表示させることができます。 |
商品カタログは、ホームページ内にいくつでも作成することができます。カテゴリーごとに表示させたり、トップページにはおすすめを並べたり。いろいろな使い方ができますので、訪問者に見やすい表示を工夫してみてくださいね。
5. 注文を確認し、支払や発送のチェックをしよう
商品登録やカタログ表示が完了し、いよいよショップがスタートすると「運用」というステージへ進行します。「ショップ」の「注文リスト」を選択すると、以下の画面が表示されます。「顧客情報」の下に表示される項目をクリックしましょう。
以下の画面が表示されます。
項目 | 内容 |
①支払い完了 | 支払いが確認できたら、クリックします。 |
②発送完了 | 発送が完了できたら、クリックします。発送完了メールを自動送信に設定している場合には、自動で発送完了メールが送信されます。 |
③購入者へメールする | 購入者と個別にやり取りしたい場合に使用。パソコンにインストールされているメールソフトが起動します。 |
④注文内容を印刷 | 注文の内容を印刷することができます。 |
⑤メモを追加 | 購入情報にメモを追加することができます。 |
⑥注文内容を削除 | テスト注文や、注文内容がキャンセルされた場合に使用します。 |
入金確認と発送が完了した注文については、自動的に「完了リスト」の画面へ移動します。
6. クーポンコードを使ってみよう
Jimdo Business の場合は、「クーポンコード」の機能を使用することができます。「ショップ」>「メインメニュー」>「クーポンコード」を選択すると以下の画面が表示されます。
「新しいクーポンコードを作成する」をクリックします。
クーポンコードを作成する画面が表示されましたので、各種設定を行いましょう。
項目 | 内容 |
①クーポンコード |
クーポンとして使用する文字列を入力します。ランダムな文字列でもOKです。 例)2017春のキャンペーン あるいは 2017spring 、hfZXc78i など |
②割引 |
割引を金額(¥)にするのか、率(%)にするのかを決めます。 例)10%引き もしくは 500円引き など |
③最低注文価格 | チェックをつけると、クーポンを適用できる最低注文価格を設定できます。 |
④適用期間 | チェックをつけると、クーポンの適用期間を設定できます。 |
各種設定が完了したら、「作成」ボタンをクリックします。クーポンが作成されました。
作成した「クーポンコード」は、以下の方法で配布しましょう。
・不特定多数向けのキャンペーン ⇒ ホームページの「お知らせ」にクーポンコードを掲載
・購入履歴のある人のみ ⇒ メールなどでお知らせ
・会員限定キャンペーン ⇒ パスワード保護付の会員専用ページでお知らせ
・チラシやハガキなどを使って配付 ⇒ QRコードにクーポンコードを埋め込んで印刷
その他、SNSやブログを使うなど、配布方法や活用の仕方はアイディア次第です。
「ネットショップ機能を使ってみよう」はいかがでしたか?前編ではおもに準備を、後編では Jimdo 側へ設定する方法、運用がスタートしてからの画面の操作方法などについて解説しました。最初は設定する箇所がいくつもあって、人のよっては大変だと感じるかも知れません。ただ、後編で解説した中には、最初だけ設定すれば OK という箇所がいくつもあります。まずは必要最低限の設定だけしたら、あとは「テスト注文」の機能を使い、確認&修正しながら進めてみてください。