2020年7月28日(火)JimdoCafe オーナーの勉強会、JimdoCafe ミーティングの2回目を開催しました。(前回のテーマ「オンラインセミナーについて」のレポートはこちら)
ジンドゥーでは、AI ビルダーのCookie(クッキー)バナーが変わり、今後クリエイターでも変更になる予定です。Cookieはアクセス解析や、ショップで必要ですが「そもそもCookieってなに?」という質問もいただきますので「Cookieとは?」というところから、ジンドゥーのCookieについて話をしました。サイトを運営する上で役立つ情報です!
そもそもCookieってなんだろう?
ユーザーがWebサイトに入力した情報や、閲覧した内容などは一定期間ブラウザにテキストデータとして保存されます。Cookieとはこのテキストデータのことです。
ジンドゥーにログインをする時、メールアドレスとパスワードを入力してログインすると、次回アクセスした際にログイン情報が記憶されていていることがあります。また、ショップサイトで閲覧した商品が、他のサイトの広告に出てくることがあります。これらはCookie情報を利用しています。
また、サイトを運営して、 Google アナリティクスなどでアクセス解析する時にも使われているので、サイトの閲覧者や、運営者ともに利用されています。
日本と海外ではCookieの扱いが違う
Cookieはブラウザに保存されたデータで、Cookie自体は個人が特定できる情報ではありません。ただ、他の情報と組み合わせれば、個人を特定することができるので、2018年に施行されたEUのGDPR(一般データ保護規則)や今年施行されたアメリカカリフォルニア州のCCPA(カリフォルニア消費者プライバシー法)では、Cookie情報を個人情報として扱うようになりました。日本では2020年6月に個人情報保護法が改正されましたが、Cookie情報を個人情報として定義を行っていません。
Cookieバナーについて
Cookieバナーは、閲覧者にその利用の同意を求めたり、利用目的について説明するために表示されます。Cookieの取得には、閲覧者の承諾を得て初めて利用することができるオプトイン方式と、閲覧者の承諾なく利用し、閲覧者が拒否を行うことで利用を停止できるオプトアウト方式の2種類があり、AI ビルダーでは「オプトイン方式」を、クリエイターではどちらの方式も設定で選べるようになっています。
日本ではCookie情報単体では個人情報としていないため、オプトイン方式を採択しているサイトが主流ですが、Cookie情報を個人情報として扱う国では、オプトイン方式が法で定められたりなど、個人情報保護の世界的な流れから、日本のサイトでもオプトイン方式のサイトが現在増えてきています。
AI ビルダーのCookieバナー
では、どうしてAI ビルダーはオプトイン方式のみなのでしょうか。その理由はオプトイン方式では、Cookieを取得することで発生するリスクを回避すること、個人情報取得に関する法令把握に時間をかけないことが可能だからです。
オプトイン方式の特徴
オプトイン方式は、サイトに訪問をした際、最初にCookieを取得することに同意を行う方法です。GDPR(一般データ保護規則)ではCookie取得には明示的な同意が必要なので、オプトイン方式であればGDPR、CCPAの法律に対応できます。また、日本ではまだオプトアウト方式が多いので、Cookieバナーが表示されていることで、セキュリティ意識の高いサイトと印象を与えることができます。
その反面、Cookieバナーがサイトに表示されるため、サイトの内容がわからないので離脱につながることもあります。Cookieバナーで取得を同意しない場合は、Cookie情報を得ることができませんので、アクセス解析などを行っている場合は、数値が少なくなってしまうことがあります。
【メリット】
- 日本よりも厳しいGDPR、CCPAなどの法律にも準拠できている
- Cookieバナーが表示されることで、セキュリティがちゃんとしている印象を与えることができる
【デメリット】
- Cookieバナーが表示されて、サイト離脱に繋がる可能性がある
- Cookieの利用が減り、アクセス解析が難しくなる
AI ビルダーは安全性が高いオプトイン方式
ホームページを作成したら、インターネットで世界中の人がそのサイトを閲覧できるようになるので、日本より厳しい個人情報の法律がある国の人もサイトをみることができます。GDPR(一般データ保護規則)ではEU内の人が対象で国籍に定めがないため、日本人がEU圏内に短期出張や旅行をしている時のアクセスなども対象となり、違反をすると厳しい罰則があります。
また、個人情報保護法は各国で異なり改正も行うため、法律を把握するには大変な時間と労力ががかかります。
Cookieバナーが表示されてサイトを離脱することや、アクセス解析の数が少ないことよりも、知らないで法令違反をしていたことの方が大変なことになります。そのため、ユーザーの安全性を第一に考えてAI ビルダーではオプトイン方式となります。AI ビルダーでサイトを作れば、一番厳しいラインの規制への対応がすべて行われるようなになっています。
Cookie取得に同意してもらうためにできること
オプトイン方式が安全なのはわかりましたが、オプトアウト方式にするとCookie取得は少なくなります。Cookieの取得を拒否するとサイト内で利用している Google MAP、YouTube、Spotify などは利用できなくなりますので、より多くの人にCookieの取得を承諾してもらいたいものです。ジンドゥーでもわかりやすいバナーデザインのテストを行っていますが、バナーに表示される文章は編集することができますので、工夫をしてみましょう。
【Cookieバナー文章編集】
- ジンドゥーにログイン後、編集画面にすすむ
- ナビゲーション>Cookieバナーをクリック
- Cookieバナーが表示されるので編集を行う
クリエイターのCookieバナー
クリエイターは2009年から日本で提供を開始し今年で11年となります。リリース当初と現在ではCookieに対する意識も変わってきました。日本以外ではクリエイターもCookieバナーはオプトイン方式に変わっていますが、日本ではCookie情報が個人情報として扱われていないこともあり、オプトアウト方式も提供しています。
しかしながら、オプトイン方式を利用することのリスクは日本国内での運用がメインだとしてもあります。そのため、クリエイターに関しても今後Cookieバナーに関しては調整を行なっていきす。
クリエイターはオプトイン/オプトアウトが選択できる
クリエイターではCookieバナーを管理画面からオプトイン/オプトアウトに変更することができます。
初期設定ではオプトイン方式となっています。クリエイターでもクッキーバナーの文章を編集することができます。
【オプトイン/オプトアウト変更方法】
1. ジンドゥーにログイン後、編集画面にすすむ
2. 管理メニュー>基本設定>プライバシー・セキュリティ
3. プライバシーポリシー>Cookie の初期設定について
・Cookie が無効のチェックがON:オプトイン
・Cookie が無効のチェックがON:オプトアウト
※オプトインにした場合は、必ずCookie バナーを表示するのチェックをONにしてください。
Cookieバナーの表示言語
ジンドゥーは日本語だけでなく、英語や中国語など様々な言語でホームページを運営することができます。ホームページの言語を切り替えると、Cookieバナーのユーザーが編集できない部分は自動で言語が切り替わりますが、編集できる部分はご自分で編集を行う必要があります。
【自動で切り替わる項目】
- AI ビルダー
-
- フッターのリンク先の名前、およびURL
- Cookieバナーの各項目とボタンの名前
- クリエイター
-
- フッターのリンクとリンク先の名前
- Cookieバナーの各項目とボタンの名前
ホームページを多言語で運用している場合は、汎用的な英語で設定しておくとことをオススメします。
ホームページはインターネットが接続されていれば、世界中誰でも見ることができるのでビジネスチャンスが広がります。さまざまな国の閲覧者に対応するためにも、Cookieの知識は覚えておきたいですね。
JimdoCafe オンラインミーティングとは?
JimdoCafeのオーナーさんとジンドゥーメンバーが月に1回集まって勉強会を開催しています。JimdoCafeはジンドゥーのことを相談したりユーザー同士が交流できるところです。
オンラインセミナー勉強会に参加をしたJimdoCafe
JimdoCafe 青山、JimdoCafe 朝来、
JimdoCafe 喜多方、JimdoCafe 桐生、JimdoCafe 天神南、BusinessCafe関西