ウェブサイトは第一印象で決まる、と言われています。
サイトに見づらさを感じたり、探していた情報がないと判断すると、ユーザーは新しい情報源を探すため、すぐにサイトを離れてしまいます。一度離脱すると、再度訪れる可能性はほぼないでしょう。
今回は、ユーザーの離脱を防ぐための、ファーストビュー改善方法 をお伝えします。内容を一目で伝え、自然と見たくなるサイトを目指して、すぐに実践してみてくださいね。
1. 第一印象はファーストビューで決まる
ファーストビューとは、サイトを開いたときにまず目に入るスクロールをしなくても見えている部分のことです。以下のウェブサイトを見てください。このサイトが何に関するサイトで、どんな目的なのか、わかりますか?
正解は、定年退職する前後の男性・夫婦がメインのターゲットの、ハイキング同好会の会員を募るためのサイトです。
大きな自転車の写真、アウトドアの記録というタイトル、犬の写真……
サイトオーナーの好きなもの、ハイキングを連想させない画像や文章が散りばめられており、ぱっとファーストビューを見ただけでは何のサイトかよく分かりません。
おそらくこの状態だと、3秒で離脱されてしまうでしょう。
趣味のサイトならよいですが、ビジネスや目的を持って利用しているサイトであれば、そうはいきません。ファーストビューを改善したほうがいいでしょう。
2. ユーザー目線を意識しよう
では、どんな風に変えればよいのでしょうか。まずは、他のユーザーのサイトを参考に、改善点を見つける練習をしてみましょう。以下のポイントに注意してサイトを見てみましょう。
- 業種は何か?
- 目的は?(販売・会員募集など)
- 利用者のプロフィールは?
次に、サイトを利用する人はどんな情報が見たいのか・読みたいのか、想像して書き出してみてください。足したほうが良いものと無くしたほうがよいもの、をわけて考えるとよいでしょう。
このときに書き出したことが、ファーストビューの改善ポイントです。
3. 改善ポイントを元に編集してみよう
改善のポイントを見つける練習が終わったら、次は自分のサイトに挑戦しましょう!第三者の意見をもらうのがおすすめですが、むずかしい場合には、初めて訪れるユーザーの気持ちになってチェックしてみましょう。
例として、先ほどのハイキング同好会のサイトを、修正してみます。
< Before >
< 改善ポイント >
もっとこうすると良くなる!
- 写真は自転車ではなく、ハイキングを表すものが良さそう
- 活動がイメージできる写真があるといいかも
- 「趣味」「葛飾の紹介」「犬の写真」はプロフィールにまとめるといいかも
改善したほうがいい!
- 紫色はハイキングや自然のイメージと合わない
- 色がたくさん使われていて見にくい
- ページタイトルが見にくい
- 第一階層が多すぎる
- 写真の大きさがばらばら
< After >
どうですか? 自然・歩く・山といったハイキングのイメージが前面に出ています。同好会に興味を持ってもらうための確認事項「どんな人がやっているのか」「どんなことをするのか」「初心者でも大丈夫か」などをトップの目立つ場所に載せています。
このように、お客様目線を意識して改善するポイントを見つけてみてください。
編集につまずいたときは?
途中で操作につまずいたときは、以下を参考にしてみてください。Jimdo やはじめて WEB のコラムで、使いかたをサポートしています。
わからない単語を入力すると、Jimdo にまつわる情報・操作方法が検索できます。
はじめてWEBで掲載している、初心者向けのコンテンツ操作方法の紹介です。
ひとりで作っていると、どうすればもっと使いやすく伝わりやすいサイトになるのか、わからなくなるときがあります。そんなときはお客様の気持ちになってサイトを見直してみましょう。
キュレーションサイトや SNS などで自然にたくさんの情報に触れている昨今。公式のウェブサイトの情報は最も信用できる情報だと思います。
やっとウェブサイトにたどり着いてもらえたのに、見づらい… 求める情報がなさそう… と判断され、すぐに離脱されてしまうと残念ですよね。
まずはファーストビューを改善し、お客様によろこんでもらえるサイトを目指しましょう!